記事の主題として,ネット社会ではライブ感が希薄であり反動として現実世界のライブ感が再び注目されるのではないかということに紙面の多くが割かれていましたが,「学校裏サイト」などネット相互監視のダメージに言及して稿が締めくくられていました.
このブログやiTableのホームページにて,われわれはネットの匿名性や公開性,あるいは手軽に情報発信(ブロードキャスト)できることなどを取り上げて「不安」「心配」という表現で説明してきましたが,藤原さんの「相互監視」はもっと過激な表現です.
記事の中で藤原さんは,ブログやツイッターの有効性を認めつつも,次のように述べられています.
・「今は誰でもブログを書く時代だが,それは個人情報を公のもとに曝すということでもある」
・「それ(ツイッター)は逆に考えると究極の相互監視システムでもあるからだ」
・「そのように相互監視システムがはりめぐらされて,同調圧力の風圧が強まる中,今後のコミュニケーションはどうなるか」
表現の違いはあれども,ネット社会の弊害と言うか問題の所在については十分に同意できます.しかしその上で,われわれは情報発信(ブロードキャスト)とコミュニケーションとは区別して考えたいと思います.コミュニケーションを狭義に解釈して情報発信(ブロードキャスト)から切り離すことによって,そうした問題を避けながらネットの快適性や利便性を選択的に享受できると思うのです.言い換えれば,ネット上のコミュニケーションを情報発信(ブロードキャスト)で代用している限り,情報発信(ブロードキャスト)特有の問題点が発生してもそれは仕方ないと思います.
現実世界においては信頼できるメンバーだけでお互いの反応を確かめ合いながら思いを伝えることができます.コミュニケーションとはそのことを指しているはずです.ですからわれわれは,ネット上であっても現実世界で指すのと同一のコミュニケーションを実現したいと思います.iTableはそのためのソリューションなのです.
最後にもう1度,iTableのコンセプトをイメージで提示しておきます.


